NEW & RELEASE

June 26, 2017

フィリピンの最低賃金はどれくらい?


日本の最低賃金ってどんな感じだか知っていましたか?

フィリピン同様に地域によって最低賃金の規定があり厚生労働省が地域ごとの最低賃金を公表しているようです。

【日本の最低賃金】
------------------------------------
1位:東京(932円)
2位:神奈川(930円)
3位:大阪(883円)
.
.
.
最下位:沖縄、宮崎(714円)
------------------------------------

※詳しい地域別最低賃金はコチラから見られます。
https://goo.gl/m8uEUo

では、フィリピンはどうでしょうか?
現時点での最低賃金はこちらになります。(主要都市メトロ・マニラ)


DEPARTMENT OF LABOR AND EMPLOYMENT(DOLE)
という機関が、管轄しています。

農業職と非農業職に分かれていますが、定員100人以下の私設病院などの条件付きで、非農業職であっても農業職と同じ給料で従業員を雇うことができます。

COLAとは物価の上昇などに合わせて支給されるもので、日本語では生活費手当と訳されることが多いです。このCOLAと基本給を足したものが最低賃金となります。

2016年の6月7日に更新されている情報で年に1回更新されるということなので
2017年は最低賃金がP500を超えるかもしれません。

DOLEの更新はコチラのURLから確認できます。
http://www.nwpc.dole.gov.ph/pages/ncr/cmwr.html

【フィリピンの首都マニラの最低賃金】
------------------------------------
非農業職:P491(約1,805円)
農業職:P454(約1,000円)
私設病院(定員100人以下):P454(約1,000円)
小売り/サービス業(従業員数15名以下):P454(約1,000円)
工場労働者(従業員数10名以下):P454(約1,000円)
------------------------------------

これだけ見たら「日本より最低賃金高いじゃんか!」と思われますね。

すいません!

日本は「時給」、フィリピンは「日給」です。従って1日の最低賃金はこうなります。
※1日8時間労働計算
日本 東京:7,456円
フィリピン 首都圏:1,805円

これを見たら今度は「安!」と感じてしまいますね。
日本の時給が、フィリピンの日給と考えると驚かれるのではないでしょうか?

フィリピンのインフレ率、GDPの実質成長率は年々上がっていてアジア域内でも高い
成長をしているにも関わらずなぜ給料がもっと上がらないのでしょう?
不動産などの物価も年々上がっているし、生活に掛かる費用も上がるとなると
今のままの最低賃金では一人暮らしはもちろん生活もままならなくなりますね!

貯金もしないので、いざという時のお金が用意できなく。。。

お決まりの「前借り給料」「返す当てのない借金」が膨らみマイナス
になってしまうのではないかと心配になります。

でも、その生活を支えているのが、OFW(Overseas Filipinos Workers)
ということになるのでしょう!

フィリピン国内では、就職先が少なく、安い賃金で働くしかない一生懸命働いてもそれなりの賃金を得るチャンスがないと思っている人もいるかもしれません。
それに加え貧困の格差が大きくお金持ちはどんどんお金持ちに、貧乏な人はますます貧乏にという印象が強くなってしまっている為出稼ぎをして少しでも多くのお金を稼ごうとする動きが、目立ちます。

この状況を逆手に取る方法もあり我々日系企業がフィリピンに進出をして雇用を作ることで、優秀な人材が出稼ぎに行く前にオファー出すことも可能です。

自国で、働いてもらうような環境づくりをすることで、現場がスムーズに動きマネージメント力もあがり将来的には役員候補になるような人材に成長してくれる可能が非常に高くなります。

  • ホーム
  • >
  • NEWS & RELEASE
Copyright © 2014-2017 GLOCALIZER Co., Ltd. All Rights Reserved.