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May 18, 2018

圧倒的No.1のストアを徹底分析 食品日用雑貨における業態別売上割合の推移

食品日用雑貨における業態別売上割合の推移
食品日用雑貨における業態別売上割合の推移

サリサリストアでの食品、日用品購入者が圧倒的なシェア
2015年には、コンビニエンスストアが2% サリサリストアが71%


サリサリストアって何!?って方は、動画をUPしていますのでご覧ください。





サリサリストアと言っても経営している人によって販売している商品が異なります。

こちらの店舗は「お菓子類」

サリサリストア


こちらの店舗は「米」

サリサリストア


こちらの店舗は「野菜」

サリサリストア


1歩中に入れば日用品などを販売している店舗がほとんどです。

駄菓子、ソフトドリンク、石鹸、シャンプー、リンス、調味料類、携帯電話のロード
など、1つのサリサリストアに行けば揃います。



携帯ロード!?


って思った方もいるのではないでしょうか?

フィリピンでは「プリペイド」「ポストペイド」の2種類があり大半のフィリピン人は「プリペイド」で携帯電話を所有しています。

そこで、ロードが無くなれば近くのコンビニエンスストアやサリサリストアに行きロードを買う習慣があるのです。それも10PHP〜とか購入する人がいるので、セブンイレブンなどのコンビニに行った時に前の人が携帯のロードを購入するとレジが混みます。

(自分の携帯番号を専用携帯に入力⇒ロード金額をSMSで送信⇒携帯にロードされるまで待つ⇒ロード確認⇒支払い)

とこれだけの事を目の前でやられるので、ちょっとイラッとしちゃうこともw


商品はどこから仕入れているの?


販売している商品は卸があるわけではなく、スーパー等で購入するようです。
買ってきた商品に上乗せして販売しているってことですね!

日本のコンビニのように歩いて1分県内にはサリサリストアがあるので、スーパーに行けば安く買える商品でも交通費、手間などを考えれば近くのサリサリストアで買ったほうがいいという判断でしょう。

日本でもコンビニで売っている商品は、スーパーに比べて割高ですからね!

小分けにして販売してくれるというメリットもあるようで、そんなにいらない商品であれば、嬉しいサービスなのかもしれません。(シャンプー、リンス、煙草、薬など...)

また携帯のロードも各キャリアがサリサリストアに対して実際にロードする金額よりも安く提供していることもありロード1回に対しての売上もサリサリストア運営者に入る仕組みになっています。



1日の収入ってどれくらいなの?


1日のサリサリストアの平均的な売上は5,000ペソくらいだと言っていました。
立地条件によっては、誤差があるとは思いますが今回動画を撮影した場所で聞いた平均です。

利益は...500ペソ(約1,100円)


1日1,100円でよくやってるよなーって思う人もいますよね?

確かに1日1,100円かい!って思うかもしれませんが、フィリピンの最低賃金はメトロ・マニラで約500PHPです。←これ1日ですよ!!
日本で考えたら時給ですが、フィリピンでは8時間労働して最低賃金が500PHP/1dayなんです。

と考えるとかなりのリスクはありますが、通常のサラリーマン位の収益はあるってことになります。

しかし...

拘束時間は約16時間が平均でした!朝早く夜遅くまでやってこの利益なので、企業に就職した方が働く時間で言えば楽かもしれません。(大学を出ても就職先がないって話もありますが...←これについては、別のBLOGで書きます。)

家の一角をサリサリストアにしているパターンが多いので家族で、分担してやっているのでしょう。

そのことから商品点数を増やして近所の方々に毎日来てもらうことを考える必要があるので、米、野菜など毎日消費するような商品を表に出しているってことですね。
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