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September 21, 2017

フィリピン マネージメントこれだけは抑えたい『7つの法則』



現地で成功している企業

やはり現地化に成功している企業さんが結果を残されています。
特に「マネジメント」と「商品」の両面での現地化がポイントです。

  • 「マネジメント」で言えば、ローカルの文化・風習・価値観を深く理解した上でマネジメントを実施しているか
  • 中小・大手企業問わず、マネジメント側にローカルスタッフが配置されているか

スタッフ数20~30名くらいの日系企業様でも、マネージャーにローカル人材を上手く配置し、高い定着率と高品質なサービス提供をされているケースも少なくありません。

ただ、もちろんローカルに任せれば良い訳ではないのが難しい点です。


先進国と発展途上国の価値観(意識)のギャップ

特に注意すべきなのが、「先進国と発展途上国の価値観(意識)のギャップ」をどう埋めていくかが鍵になります。

やはり日本人のビジネスパーソンは、社会人としての基礎が確立されており、洗練されています。反面、まだまだ発展途中のフィリピンでは、整理整頓やお金の自己管理などの基本的な部分が雑な事も多いのが現状です。
例えば、「この場所を綺麗にしましょう」と言う伝え方でも、日本人とフィリピン人の意識レベルで理解している綺麗の“度合い”が大きく異なるケースがあります。
そのため、「どのレベルが綺麗」で「どのレベルが汚い」のかをデモンストレーションする時間とコストをかけていく必要性があります。それらの基礎レベルを上げた上で、マネジメント側を現地化していくことが重要なのです。


マネージメントの重要性と人間関係


マネージメントの大変さは日本に比べて何十倍もありますが、1度「この人だ!!!」とフィリピンの人が思った時には、自分の命をかけてでも守ってくれるという特徴もあります。それも文化、歴史、宗教が影響しているのかもしれませんが、フィリピンは家族をとても大切にする国民です。


団結力の構築


フィリピンでビジネスをするにあたり、家族のような経営をできる企業は団結力が強い傾向があります。
フィリピンという国は約400年のもの間、スペインとアメリカの植民地として占領されていた国です。本国政府の支配下にある領土という位置づけで、スペインやアメリカの言うことを聞くしか、生きていく道がありませんでした。
その結果、今のフィリピンの人たちにも残ってしまっているのが、真剣に人の話を聞いたフリをしてその場を和まし、仲間内ではこれでもか!というくらいの悪口を言うのもよく耳にします。

国の歴史、文化というのは何年経っても消えることはありません。つまり、フィリピンの人たちをただ人件費が安いから使おうという考えでは動きません。ましてや頭ごなしに指示するだけでは逆効果です。そのようなことを踏まえ「団結力を強くする方法」を考えていただきたいです。
「団結力を強くする7つの法則」を、下記に箇条書きで記載します。


これだけは抑えたい7つの法則

  1. 誕生日は必ずお祝いをしてあげる(フィリピンでは誕生日の人が周りにふるまう文化が通常です。)
  2. 自分が参考になり指示するのではなく、自分自ら行動し結果を見せる
  3. 可能な限り各家庭を周り、両親に挨拶をする
  4. 12月クリスマスには米や缶詰などを包み、帰りに持たせてあげる
  5. Outing(アウティング)いわいる社員旅行を、4月〜5月の時期におこなう
  6. 冗談でも頭を叩かない
  7. 人前では決して怒らない。
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